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生理:プロテインキナーゼPKRはトール様受容体4の活性化後に起こるマクロファージのアポトーシスに不可欠である

Nature 428, 6980 doi: 10.1038/nature02405

マクロファージは自然免疫系の中心的要素であり、微生物病原体の認識と排除に不可欠である。マクロファージはトール様受容体(TLR)を使ってリポ多糖やリポテイコ酸などの細菌細胞壁構成成分や二本鎖(ds)RNAなどのウイルス核酸といった病原体に関連する分子パターンを検知し、その次にアポトーシス抑制性のシグナル伝達経路を含むエフェクター機能を活性化する。しかし、サルモネラ属(Salmonella)や赤痢菌属(Shigelae)、エルシニア属(Yersiniae)などの特定の病原体は特殊な毒性因子を利用してこのような防御反応に対抗し、マクロファージのアポトーシスを誘導する。我々は、炭疽菌(Bacillus anthracis)が自らの致死性毒素によって活性化されたマクロファージのアポトーシスを選択的に誘導することを発見した。この毒素はアポトーシス抑制性のp38マイトジェン活性化プロテインキナーゼの活性化を阻害する。今回我々は、3種類の細菌病原体が誘導するマクロファージのアポトーシスがTLR4の活性化に依存することを示す。TLR4が誘導するアポトーシス抑制性あるいは促進性のシグナル伝達過程を解析することで、dsRNAに反応するプロテインキナーゼPKRが、病原体によって誘導されるマクロファージのアポトーシスにとって極めて重要なメディエーターであることがわかった。PKRのアポトーシス促進作用は、タンパク質の合成阻害とインターフェロン応答因子3の活性化の両者によって媒介される。

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