Letter 植物科学:存在場所が制限されているマイクロRNAがARGONAUTE1を介して葉の極性を誘導する 2004年3月4日 Nature 428, 6978 doi: 10.1038/nature02366 RNA干渉による遺伝子の調節には、PAZドメインタンパク質Argonauteの機能が必要である。植物では、ARGONAUTE1(AGO1)の変異は特徴的な発生異常と関連しており、マイクロRNA(miRNA)が器官の極性に重要な役割を果たしていると考えられる。miRNAによる調節を受ける可能性のある標的は、ホメオドメイン/ロイシンジッパー遺伝子のPHABULOSA(PHB)およびPHAVOLUTA(PHV)である。これらの遺伝子は、葉原基で極性をもって発現され、向軸面の細胞運命に必要である。本論文では、PHB/PHVのmRNAの切断を誘導する21ヌクレオチドのmiRNAが、まず胚の分裂組織に、次いで発生途上の葉の背軸側領域に蓄積することを報告する。miRNAの分布はAGO1の変異によって崩壊するので、AGO1はmiRNAの調節に影響していると思われる。またホメオドメイン/ロイシンジッパー遺伝子と一連のago1対立遺伝子群の間の相互作用から、miRNAは葉の極性を指定するシグナルとして働いていると考えられる。 Full Text PDF 目次へ戻る