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進化:アフリカ南部の半砂漠地帯に生育するツルナ科植物にみられる特出した進化速度

Nature 427, 6969 doi: 10.1038/nature02243

多肉植物乾燥林はアフリカ南部の西岸に沿った乾燥地域である。植物相的に見るとこの地域はグレーター・ケープ植物相(Greater Cape Flora)の一部にあたり、地球上に25か所ある生物多様性ホットスポットの1つにあげられている。この地域に見られる約5,000種の40%以上が固有種である。多肉植物乾燥林ではツルナ科(多肉植物の一種)が種数(127属1,750種)の点でも被覆密度の点でも優占している。今回我々は、ツルナ科のうちアフリカ南部にほぼ完全に固有な1,563種にあたる基盤のしっかりしたクレードが、ごく新しい時代に非常な速さで分化したものであることを示す。この放散の算定年代は870万前から380万年前の間となり、分化の速度は100万年あたり0.77〜1.75系統となる。この放散に関った種の数も進化の速度も、大陸や島での植物放散において従来想定されてきた値をはるかに上回っている。この集団の分化は、いくつかの形態学的特徴および1つの解剖学的特徴の起源と強く関係づけられる。これらの特徴を欠くクレードは非常によく似た生息域であっても種数が乏しいことから、我々はこれらの特徴がこの放散を促進させた鍵となる新奇性であると考える。

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