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がん研究の再現性検証プロジェクトから最初の報告

Nature ダイジェスト Vol. 14 No. 4 | doi : 10.1038/ndigest.2017.170411

原文:Nature (2017-01-19) | doi: 10.1038/541269a | Cancer reproducibility project releases first results

Monya Baker & Elie Dolgin

影響力のあるがん研究論文の再現性を改めて確認するという意欲的な取り組みが、論争を巻き起こしている。

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STEVE GSCHMEISSNER/SPL/Getty Images

サンフォード・バーナム・プレビス医学研究所(SBP;米国カリフォルニア州ラホヤ)のがん生物学者Erkki Ruoslahtiは、ある薬剤の臨床試験を、がん患者を対象にして年内にも始めようと考えていた。しかし、この計画の実現は危うくなりそうな気配だ。がん生物学の分野で影響力のある数十報の論文について知見の再現性を評価する「再現性検証プロジェクト:がん生物学」(Reproducibility Project: Cancer Biology)が、その成果の第一弾を2017年1月19日に発表した。そこで検証された5報の論文のうち1報がRuoslahtiのもので、彼の論文を追試した研究者らは「問題の薬剤を目的どおりに機能させることはできない」と述べたのだ。他の4報の追試結果は、Ruoslahtiのものほど明確ではない。

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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