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遺伝学:性格との遺伝的関連から得られる頑健な推論と相関要因

Nature 658, 8138 doi: 10.1038/s41586-026-10992-9

パーソナリティー特性(性格特性)は、人々が、どのように考え、感じ、行動するか、そして、自らを取り巻く社会的環境・物理的環境とどのように相互作用し、それらをどのように経験するかにおける、安定した個人差を記述する。DNAと性格特性の関連については、その頑健性、一般化可能性、関連が作用する生物学的・社会的経路など、多くの疑問が未解決のままである。今回我々は、ビッグファイブ性格特性(外向性、協調性、誠実性、神経症傾向、経験への開放性)に関するゲノム規模関連解析(GWAS)の、ヨーロッパ系およびアフリカ系に近いゲノムを持つ61万1037~114万人の参加者からなる46コホートのデータと、家族内GWASの最大5万725人の参加者から得られたデータについてメタ解析を行った。その結果、性格に関連する1260のリード遺伝的バリアントが特定され、そのうち824は新規バリアントだった。ありふれた遺伝的バリアントによって、各特性の測定値の分散のうち4.8~9.3%という中程度の割合が説明され、典型的な測定信頼性を持つ測定尺度では9.3~13.3%が説明された。性格との遺伝的関連は、地域、評定者(本人か身近な他者か)、年齢層、測定尺度の間で非常に一貫していたが、同一ではなかった。また、近年では、性格に関する配偶者間の同類性はごくわずかであることが分かった。他の多くの社会的・行動的特性とは対照的に、家族内GWASとポリジェニック指標の解析からは、性格との遺伝的関連に対する共有家族環境による交絡はごくわずかであることが示された。ポリジェニック予測、遺伝的相関、メンデルランダム化の解析からは、性格特性が、重要な意味を持つ行動や人生のアウトカムと、広範で、潜在的に因果的な関連を持つことが示された。まとめると、我々は、性格の遺伝的構造は頑健に一般化可能であり、その交絡は極めて小さく、人間としての経験に広く関わっていることを見いだした。

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