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神経変性:マウス脳におけるヒトタウ株のプリオン様伝播
Nature 658, 8137 doi: 10.1038/s41586-026-11061-x
神経変性疾患の大半は、繊維状タンパク質集合体が鋳型依存的シーディングによって自己増幅するプリオン様の機構により、脳内に広がると考えられている。アミロイド繊維の異なるコンホメーションは、異なる疾患を引き起こす株の物理的基盤となる可能性がある。しかし、伝播時に株がその構造的アイデンティティーを保持するという、プリオン仮説の中心的な柱は、まだ実証されていない。本研究で我々は、アルツハイマー病または大脳皮質基底核変性症の患者の脳から得たタウ繊維を野生型マウスの脳に注入すると、シーディングによって、マウスタウからなり、シードと同じ構造を持つアミロイド繊維の集合形成が起こることを示す。従って、タウ繊維はプリオン株と同様に鋳型依存的シーディングを通じて増幅すること、そして、異なるタウの折りたたみ構造が脳内で疾患特異的な病理を駆動する分子機構を研究する上で、マウスが適切なモデルであることが示された。

