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微生物学:グレートバリアリーフのプランクトンマイクロバイオーム
Nature 657, 8131 doi: 10.1038/s41586-026-10778-z
大規模なゲノムデータベースによって、海洋微生物に関する理解は大きく向上してきた。これらの情報資源ではこれまで原核生物に重点が置かれてきたが、ペラジバクター属(Pelagibacter)細菌やプロクロロコッカス属(Prochlorococcus)細菌など、海洋の多くの優占系統のゲノムは明らかに少数しか含まれていない。今回我々は、ナノポア塩基配列解読およびイルミナ塩基配列解読を用いてグレートバリアリーフの海水試料から得た5283の原核生物ゲノムを収録した、グレートバリアリーフ微生物ゲノムデータベース(GBR-MGD)を提示する。このデータベースには、これまで少数しか含まれていなかった分類群の高品質ゲノムのコレクションが含まれる。我々は、標準的なショートリードアセンブリでは、株の不均一性と低GC含量の解読バイアスの組み合わせに起因して、これらの分類群が検出されないことを示す。GBR-MGDにはまた、Crassvirales目に属する海洋性ウイルスの新たに報告されたクレードなど、20の染色体レベルのピコ真核生物ゲノムと80万8585のウイルスゲノムも含まれている。我々は、海洋保護区の設定など、サンゴ礁管理施策の効果を確実に予測できる指標タクソンを特定するのに、GBR-MGDが有用であることを実証する。

