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天体物理学:惑星形成円盤における降着バーストが結晶質シリケイトを作り出す
Nature 649, 8098 doi: 10.1038/s41586-025-09939-3
結晶質シリケイトは高温下(900 K超)で生成される。それらの彗星内での存在は、太陽系初期にシリケイトダストが高温過程を経て、その後、外側の彗星形成領域へ運ばれたことを意味する。しかし、太陽に似た星の原始星でこの結晶化と再分配を示す直接的な証拠はまだ見つかっていない。今回我々は、周期的に降着バーストを起こす原始星EC 53において、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)の中間赤外スペクトルを比較し、バースト発生中にのみ結晶質シリケイト(フォルステライトとエンスタタイト)特有の放射スペクトルの特徴が現れることを見つけた。これらの特徴の出現は、バースト中に高温な内側円盤で熱的なアニーリングによりシリケイトの結晶化が活発に起きていることを示唆している。我々はまた、入れ子状のアウトフローも検出した。これは、細く絞り込まれた原子ガスのジェットを、より低速の分子アウトフローが包んだ構造をしており、磁気流体力学モデルに基づく円盤風と整合的である。この構造は、円盤内側で新たに結晶化したシリケイトを円盤外縁部へ輸送する機構を提供する。我々の知る限り、今回の結果は、まだ厚いガスに包まれている非常に若い星において、間欠的な降着バーストのさなかに、in situでのシリケイト結晶化を直接観測した最初の証拠である。円盤外縁部へ輸送されたシリケイトダストを直接検出してはいないものの、今回観測された傾向は外側への再分配と一致しており、星形成の最初期かつ最も動的な段階では、ダストの進化と輸送の両方が起こっていることを示している。

