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分子生物学:エキソリボヌクレアーゼに仲介されるmRNA転写終結の構造基盤

Nature 628, 8009 doi: 10.1038/s41586-024-07240-3

安定に持続する遺伝子転写には、効率の良い終結が必要である。真核生物では、RNAポリメラーゼII(Pol II)によるmRNA転写の終結に、エキソリボヌクレアーゼに仲介される保存された機構が用いられている。今回我々は、出芽酵母(Saccharomyces cerevisiae)Pol IIが形成する終結前転写複合体の2つのクライオ電子顕微鏡構造を報告する。この複合体は、5′-3′エキリボソヌクレアーゼRat1とそのパートナーのRai1に結合していることが分かった。我々の構造から、Rat1が伸長因子Spt5を移動させてPol IIのストークドメインにドッキングさせることが明らかになった。Rat1はPol IIからのRNAの出口となるチャネルを遮蔽して、新生RNAをその活性中心へと誘導し、新生RNAの5′末端に3個のヌクレオチドを積み重ねる。さらにこの構造から、Rat1はRNAを短縮するにつれてPol IIの方へと回転することが分かった。我々の結果は、酵母でのPol IIによるRat1に仲介されるmRNA転写終結、および他の真核生物でのエキソリボヌクレアーゼに仲介されるmRNA転写終結の構造基盤をもたらすものだ。

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