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微生物学:細菌のcGASはウイルスRNAを感知して免疫を始動させる

Nature 623, 7989 doi: 10.1038/s41586-023-06743-9

CBASS(cyclic oligonucleotide-based antiphage signalling system)は、感染した宿主に死を誘導するエフェクタータンパク質を活性化するサイクリックオリゴヌクレオチドを産生することで、原核細胞をウイルス(ファージ)の攻撃から防御する。しかし、細菌のシクラーゼがファージ感染を認識する仕組みは明らかにされていない。本論文で我々は、ブドウ球菌属(Staphylococcus)細菌のファージが、ターミナーゼサブユニット遺伝子群から転写された、安定構造を持つRNA(CBASS活性化バクテリオファージRNA〔cabRNA〕と命名)を産生し、それがCdnE03シクラーゼの正に荷電した表面へ結合して、サイクリックジヌクレオチドcGAMPの合成を促進し、CBASS免疫応答を活性化することを示す。CBASSによる防御を回避するファージは、CdnE03を活性化できない、より長いタイプのcabRNAの生成を誘導する変異を有する。哺乳類のシクラーゼであるOAS1も、インターフェロン応答の際にウイルス二本鎖RNAに結合することから、我々の結果は自然免疫抗ウイルス防御経路の活性化の保存された機構を示している。

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