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天体物理学:超新星の明るさで数分間持続する可視光フレア
Nature 623, 7989 doi: 10.1038/s41586-023-06673-6
近年、銀河系外の特定の明るい可視光トランジェントが数日間しか持続しないことが観測されている。観測されたそうした短い持続時間からは、時間スケールが数週間である最も一般的な明るい銀河系外トランジェント(超新星)とは異なる駆動機構が示唆される。短時間持続するトランジェントの一部、特にAT2018cowは、青色の可視光放射と明るい電波およびX線の放射を示している。AT2018cowに類似したいくつかのトランジェントは、X線変動、長時間に及ぶ紫外線放射、一時的なX線準周期的振動、高速(しかし亜相対論的)電波放射の放出物に結合した大きなエネルギーなど、長時間持続する中心部のエネルギー源の手掛かりを示している。本論文で我々は、AT2018cowに類似したトランジェントであるAT2022tsd(「タスマニアデビル」)の発生直後の、数分間持続する可視光フレアの観測結果について報告する。これらのフレアは数カ月にわたって発生し、非常に高エネルギーでおそらく非熱的であることから、ほぼ相対論的なアウトフローあるいはジェットから生じたことが示唆される。今回の観測結果は、いくつかのAT2018cow類似トランジェントでは、中心部のエネルギー源が、マグネターか降着を受けているブラックホールのいずれかのコンパクトな天体であることを裏付けている。

