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人類の移動:ゲノムネットワークから推測されたポリネシアにおける人類の移動の経路とそれらの時期

Nature 597, 7877 doi: 10.1038/s41586-021-03902-8

ポリネシアにおける人類の定着は、地球の面積の3分の1を占める海洋をわたる一連の大航海によってもたらされたが、人類が定着した島の順序は今なお分かっておらず、それらの時期に関しても議論がある。現在、別々の考古学調査によって示唆されている年代の間には数世紀の隔たりがある。今回我々は、太平洋の21の主要な島嶼集団のわずか430人の現代人に由来するゲノム規模のデータと、新規の祖先特異的コンピューター解析を用いて、この広大で分散した島嶼ネットワークの詳細な遺伝史を明らかにした。分岐を伴うポリネシア人の移動の順序を再構築した結果、方向性のあるバリアントの喪失で特徴付けられる、創始者の連続的な拡大が明らかになった。この拡大はサモアに起源を持ち、まずクック諸島(ラロトンガ島)を通って広まり、次いで11世紀にはソシエテ(Tōtaiete mā)諸島、12世紀にはオーストラル(Tuha’a Pae)諸島の西部およびトゥアモトゥ諸島へ、最後に、地理的に大きく離れているが遺伝的にはつながっていて、いずれも巨石像文化を持つ、北はマルケサス(Te Henua ‘Enana)諸島、南はライババエ島、そしてポリネシア諸島最東端のイースター島(ラパ・ヌイ)まで広がった。イースター島への人類の定着は、1200年ごろにマンガレバ島を介した移動によってもたらされた。

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