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乳がん:乳がんスクリーニングに用いるAIシステムの国際的評価
Nature 577, 7788 doi: 10.1038/s41586-019-1799-6
スクリーニングマンモグラフィーの目的は、治療が成功する確率がより高い早期段階での乳がんの発見である。スクリーニングプログラムは世界的に広く実施されているにもかかわらず、マンモグラフィー像の解釈は偽陽性と偽陰性の率が高いことによって影響を受けるために難しいものとなっている。今回我々は、乳がんの予測に専門家を上回る能力を持つ人工知能(AI)システムについて報告する。このAIの性能を臨床環境で評価するために、我々は英国の大規模な典型的データセットと、米国の大規模な濃縮データセットをキュレートした。その結果、偽陽性については、米国と英国のデータセットでそれぞれ5.7%と1.2%の減少、偽陰性については、それぞれ9.4%と2.7%の減少が見られた。また、このシステムは英国から米国へ一般化可能であることの証拠が得られた。これとは独立して行われた6人の放射線科医による検証では、このAIシステムは全ての読影者の成績を上回り、AIシステムに対するAUC-ROC(受信者操作特性曲線下面積)は、平均的な放射線科医のAUC-ROCよりも11.5%の絶対マージン分大きかった。英国で使われている二重読影過程にこのAIシステムを参加させてシミュレーションを行ったところ、AIシステムの性能は非劣性を維持し、2番目の読影者の作業負荷を88%軽減した。このAIシステムについて行われた今回のロバストな評価は、乳がんスクリーニングの精度と効率を改善するための臨床試験実施につながるものだ。

