Review
医学研究:HIVの治癒が必要な理由と場所、そしてその達成方法
Nature 576, 7787 doi: 10.1038/s41586-019-1841-8
世界的に多額の投資が行われているにもかかわらず、現在、抗レトロウイルス療法を受けているHIV感染者はわずか60%にすぎない。また、各国でさまざまなプログラムが進められているが、それらの持続可能性は不明で、重要となる新規感染率はわずかしか低下していない。生涯にわたる服薬に伴う複雑性や費用を考えると、治癒につながる効果的な介入の開発は今や世界的な優先事項である。本論文では、治癒が必要な理由と場所、そしてその達成方法について概説する。我々は、これらの努力を資源の豊富な地域からサハラ以南のアフリカやその他の地域へと拡大させるべきであり、いかなる介入も、効果を発揮させるには地域特有の生物学的な問題、治療上の問題、そして実施に伴う問題にそれぞれ取り組まなければならないと主張する。

