Review
エピジェネティクス:エピジェネティクス研究の進歩は遺伝学を環境および疾患に結び付ける
Nature 571, 7766 doi: 10.1038/s41586-019-1411-0
エピジェネティクス研究は21世紀になって急速に拍車が掛かり、興奮や希望がもたらされているが、そうした興奮や希望には正当なものだけでなく、誇大なものも含まれている。今回我々は、この分野が過去数十年にわたってどのように発展してきたかを概説し、生物学に関する我々の理解を変えつつある最近のいくつかの進歩について検討する。エピジェネティクスとDNA塩基配列の変動との間の相互作用に加えて、細胞の記憶や可塑性に対するエピジェネティクスの影響についても論じる。また環境と、世代間の、および経世代的なエピジェネティックス伝達が、生物学的性質や疾患、進化に与える影響についても考察する。さらに、ヒトの健康に関連するエピジェネティクスの新領域をいくつか紹介する。

