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免疫学:自然リンパ球はインターロイキン2を介して腸の制御性T細胞を支持する

Nature 568, 7752 doi: 10.1038/s41586-019-1082-x

インターロイキン(IL)2は多面発現的なサイトカインで、消化管では慢性炎症を防ぐために必要とされる。このようなIL-2の保護効果には、制御性T(Treg)細胞の産生、維持、機能が関わっており、低用量のIL-2の使用が炎症性腸疾患患者の有望な治療戦略として浮上している。しかし、腸の健康においてIL-2の産生を制御する細胞経路および分子経路は解明されていない。今回我々は、マウスモデルにおいて、IL-2が消化管全体のTreg細胞や免疫学的恒常性の維持に決定的に必要であることを示す。驚くことに、T細胞で系譜特異的にIL-2を欠失させても、小腸のTreg細胞は減少しなかった。バイアスのない解析を行ったところ、小腸においてIL-2を主に供給する細胞は3型自然リンパ球(ILC3)であり、IL-2はIL-1βによって選択的に誘導されることが明らかになった。IL-1β産生は小腸のマクロファージによって行われ、この経路の活性化にはMYD88およびNOD2に依存した微生物相の感知が関わっていた。機能喪失解析からは、ILC3由来のIL-2が、Treg細胞、免疫学的恒常性、小腸の食餌由来抗原に対する経口寛容の維持に不可欠であることが分かった。さらに、ILC3によるIL-2の産生は、クローン病患者の小腸で有意に減少しており、これはTreg細胞の頻度の低下と相関していた。我々の結果から、微生物相およびIL-1β依存性の軸がILC3によるIL-2の産生を促進して、腸の免疫調節を調整するというこれまで正しく評価されていなかった経路が明らかになった。

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