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神経幹細胞:中心体タンパク質AKNAは微小管形成を介して神経発生を調節する
Nature 567, 7746 doi: 10.1038/s41586-019-0962-4
脳サイズの拡大は、発生中の脳室下帯の相対的な拡大を伴う。上皮様の神経幹細胞は胚の脳において脳室を取り囲む脳室帯で分裂し、自己複製して基底前駆細胞を生み出し、生じた前駆細胞は離脱して拡大した脳領域の脳室下帯に定着する。細胞が脳室下帯にとどまっている時間の長さは、さらなる増幅と運命決定の制御に必須である。本研究では、間期の中心体タンパク質AKNAがこの過程に重要な役割を担っていることを示す。AKNAは、神経幹細胞の特定のサブタイプおよびほぼ全ての基底前駆細胞において、母中心小体のsubdistal appendageに局在する。このタンパク質は中心体の微小管形成に必要かつ十分で、微小管の核形成と伸長を促進する。AKNAのこうした特性は、脳室下帯の形成における離脱過程の仲介に重要である。さらに、AKNAは脳室下帯からの脱出も調節しており、これは、細胞の脳室下帯への進入と滞在の両方を可能にする上で、中心体微小管形成が極めて重要な役割を持つことを示している。他の上皮細胞における上皮間葉転換もAKNAにより調節されているため、AKNAは細胞離脱の制御全般において重要であることが明らかになった。

