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幹細胞:創傷部に存在する細胞のin vivo再プログラム化により皮膚上皮組織を作り出す

Nature 561, 7722 doi: 10.1038/s41586-018-0477-4

大きな皮膚潰瘍は、重症の場合には致命的である。世界的な人口の高齢化により、難治性潰瘍がますます増加している。その治療には、現在のところ、植皮などの既存の上皮組織構成要素の移植、または培養細胞を用いる治療が必要である。今回我々は、このような種類の創傷の治療のために、表皮による被覆を供給する新しい方法を開発したことを報告する。創傷に存在する間葉系細胞のin vivo再プログラム化を用いて、増殖可能な上皮組織を作り出した。皮膚の細胞系譜を指定する4つの転写因子の導入により、マウスの皮膚潰瘍の表面から効率的かつ迅速にde novo上皮化を得ることができた。我々の知見は、皮膚の創傷に対する新しい治療の道を開き、また、この知見を組織の恒常性や修復が障害された他の病的な状態に拡大できるかもしれない。

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