Review
気候科学:成層圏オゾン層の回復の検出
Nature 549, 7671 doi: 10.1038/nature23681
1987年に採択されたモントリオール議定書とその後の度重なる改正の結果、人為的なオゾン層破壊物質の大気中の存在量は減少している。従って、成層圏オゾン層は回復すると予想される。しかし、データの記録期間が短いことと大気変動によって、回復の初期兆候の探索が難しくなり、気候変動によって、一部の地域でのオゾン層破壊物質からのオゾン回復が隠されるとともに、回復の程度がますます影響を受けるようになる。今回我々は、オゾン回復の性質と時間スケールについて論じ、さまざまな大気領域で現在検出できるオゾン回復の程度を探る。

