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疫学:大規模な身体活動データから明らかになった世界的な活動的不平等
Nature 547, 7663 doi: 10.1038/nature23018
身体不活動の世界的なまん延、および年間530万例に上る関連死を食い止めるためには、身体活動を支配する基本原理を理解する必要がある。しかし、世界の自由生活する複数の集団を対象にした身体活動パターンの大規模な計測はこれまで行われていない。今回我々は、加速度センサーが内蔵されたスマートフォンの普及を利用して、世界規模で身体活動の計測を行った。71万7527人の6800万日分の身体活動データセットを検討し、世界111か国における活動の手掛かりを得た。その結果、国内での活動の分布が平等ではないことが明らかになり、こうした不平等性は平均活動量よりも集団の肥満症罹患率の予測因子として優れていた。観測された活動的不平等には、女性の活動の低下が大きく寄与していた。都市の歩きやすさなどの建築環境の側面は、より小さな活動の性差および活動的不平等と関連していた。より歩きやすい都市では、日および週を通して、全ての年齢、性別およびボディーマス指数(BMI)の集団で活動がより活発で、活動の最大の増加は女性に認められた。我々の知見は、世界の公衆衛生政策および都市計画にとって有意義であり、身体活動および健康の増進において活動的不平等および建築環境が果たす役割を強調している。

