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がん:mTORC1依存的なAMD1調節は前立腺がんでポリアミン代謝を支える

Nature 547, 7661 doi: 10.1038/nature22964

PTEN–PI3K–mTORC1経路の活性化は、がん細胞の成長や増殖を支える代謝プログラムを統合する。今回我々は、mTORC1(mechanistic target of rapamycin complex 1)が、発がん性に不可欠な代謝経路の1つであるポリアミン動態を調節することを示す。我々は前立腺がんのマウスモデルとヒト生検で統合メタボロミクスを用い、脱炭酸化S-アデノシルメチオニン(dcSAM)の生成やポリアミン合成に影響を及ぼす腫瘍の変化を明らかにした。機構的には、この代謝の再配線は、mTORC1依存的なS-アデノシルメチオニンデカルボキシラーゼ1(AMD1)の安定性の調節から生じている。この新しい分子調節はマウスとヒトのがん検体で確認された。AMD1はmTORC1が活性化しているヒト前立腺がんで発現上昇している。逆に、mTORC1阻害剤エベロリムスの臨床試験から得た試料では、増殖の低下に関連したAMD1の免疫反応性の顕著な低下が見られ、これは発がん性にはdcSAM生成が必要であることと一致する。これらの知見は、mTORC1の制御によって増殖シグナルが統合され、発がん性代謝プログラムに翻訳されるという、複雑な調節の全体像についての基本的な情報をもたらす。

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