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生理学:単一細胞空間的再構築から明らかになる哺乳類肝臓での全体的分業

Nature 542, 7641 doi: 10.1038/nature21065

哺乳類の肝臓は、血流とモルフォゲンにより放射状に極性化された六角形をした小葉からなる。重要な肝臓遺伝子群は、小葉軸に沿って差次的に発現すること[空間的分離(zonation)と呼ばれる現象]が示されているが、この空間的分業の詳細なゲノム規模の再構築はまだ達成されていない。今回我々は、数千個のマウス肝臓細胞の全トランスクリプトームを測定し、単一分子蛍光in situハイブリダイゼーションにより特徴付けた空間的分離パネルに基づいて、それらの細胞の小葉における位置を推定した。この手法を用いて、高空間分解能で全肝臓遺伝子の空間分布プロファイルを得た。肝臓遺伝子の50%以上がはっきりと空間的に分離していることが分かり、小葉中間層にピークを持つ非単調なプロファイルが豊富に見られることが明らかになった。これには、酵素カスケードの位置に一致する胆汁酸生合成酵素の空間的配列などが含まれる。我々の手法は、他の哺乳類器官における同様の空間的ゲノム情報の再構築にも役立つ可能性がある。

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