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構造生物学:分岐直後のスプライソソームの低温電子顕微鏡構造
Nature 537, 7619 doi: 10.1038/nature19316
mRNA前駆体(pre-mRNA)のスプライシングは、ラリアット(投げ縄)構造のイントロン中間体を介する2つの連続したエステル交換反応により進行する。今回我々は、ラリアット構造形成直後のスプライソソームの3.8 Å分解能での低温電子顕微鏡構造を示す。U2/U6核内低分子RNA(snRNA)三重鎖部位では、切断された5′スプライス部位は触媒Mg2+に付近に留まったままで、イントロンヌクレオチドG(+1)の5′-リン酸が分岐アデノシン2′OHと結合を作っている。5′エキソンは、Prp8アミノ末端とリンカードメインの間に保持され、U5 snRNAのループ1と塩基対を作る。分岐ヘリックスと5′スプライス部位間の非ワトソン・クリック型相互作用により分岐アデノシンが活性部位へ係留される一方、イントロンヌクレオチド+3から+6がU6 snRNAのACAGAGA配列と塩基対を形成する。Isy1と第1段階で働く因子のYju2とCwc25が分岐ヘリックスの係留を安定化する。分岐部位下流のイントロンは、Prp8逆転写酵素とリンカードメインの間から現れ、Prp16ヘリカーゼ方向へと伸びており、エキソン連結に必要な構造変化の機構が示唆される。

