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気候科学:海洋と大陸における工業時代の温暖化のより早い開始
Nature 536, 7617 doi: 10.1038/nature19082
大陸と海洋における工業時代の温暖化の進展は、将来の気候変動の背景を与えるとともに、気候感度と、地域的な温暖化を支配する過程を確定するのに重要である。本論文では、西暦1500年以降の古気候記録を用いて、工業時代の持続的な熱帯海洋の温暖化は19世紀半ばに最初に現れ、北半球の大陸の温暖化とほぼ同時に生じていたことを示す。古気候記録とモデルシミュレーションにおける持続的な著しい温暖化のより早い開始は、工業時代の温暖化の温室効果強制が早くも19世紀半ばに始まり、増強された赤道海洋応答の機構を伴っていたことを示唆している。再構築結果では、南半球における温暖化の進展は遅れていたが、気候シミュレーションではこの明らかな遅れは再現されていない。今回の知見は、人為起源の気候変動を包括的に評価するには計測器の記録は期間が短すぎ、ある地域においては、自然変動を考慮しても、工業時代の約180年間の温暖化によって産業革命以前の値を上回る地表温度がすでに生じていたことを示唆している。

