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免疫学:グリア細胞由来の神経調節因子は3型自然リンパ球と腸の防御を支配する

Nature 535, 7612 doi: 10.1038/nature18644

3型自然リンパ球(ILC3)は、粘膜障壁における炎症と感染の主要な調節因子である。ILC3の発生はプログラム化されていると考えられているが、ILC3が局所環境シグナルを感知して統合し、それに対して応答する仕組みは不明である。今回我々は、マウスではILC3が神経栄養因子によって統合されるグリア–ILC3–上皮細胞ユニットの一部として、環境を感知し腸の防御を支配することを示す。腸のILC3は、神経調節性受容体RETを発現することが分かった。ILC3自律的なRet除去は、自然免疫インターロイキン22(IL-22)の減少、上皮反応性の障害、ディスバイオーシス(腸内細菌相のバランス異常)、および腸の炎症と感染に対する感受性の上昇をもたらした。神経栄養因子は、p38 MAPK/ERK-AKTカスケードとSTAT3活性化の下流で自然免疫Il22を直接制御した。ILC3細胞塊へ放射状に突起を伸ばす神経栄養因子発現グリア細胞の近傍にILC3が存在することは注目すべきである。グリア細胞は、微小環境からの合図をMYD88に依存する形で感知し、神経栄養因子と自然免疫IL-22を支配した。それゆえ、グリア内在性Myd88の除去は、ILC3由来のIL-22の産生を障害し、腸の炎症および感染傾向を大幅に強めた。我々の研究は、新規な多組織防御ユニットを解明したもので、グリア細胞が神経栄養因子シグナルによるニューロンおよび自然免疫の調節の中心的ハブであることを明らかにしている。

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