Perspective
生物地球化学:気候変動対応型の土壌
Nature 532, 7597 doi: 10.1038/nature17174
土壌は、全ての陸上生態系の機能や、食糧および繊維の生産のために不可欠である。土壌の見過ごされている一面として、温室効果ガスの排出量を減少させる潜在的可能性が挙げられる。実証例はあるものの、土壌に基づく温室効果ガス削減活動の実施はまだ初期の段階であり、排出と削減の正確な定量は今なお大きな課題である。新たな研究や情報技術の発展によって、土壌が温室効果ガス政策にもっと広範に組み込まれる可能性が生まれる。本論文では、土壌に基づく「最先端」の温室効果ガス研究を取り上げ、ガス削減の実践と可能性を総括して、データと理解との隔たりを明らかにし、そうした隔たりを新たな研究、技術および連携によって埋める方策を提案する。

