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幹細胞:プロテインC受容体の発現によって多能性の乳腺幹細胞を同定
Nature 517, 7532 doi: 10.1038/nature13851
乳腺は複数種の上皮細胞で構成されており、それらの細胞は、階層構造の最上位にある乳腺幹細胞(MaSC)によって作り出されている。しかし、この多能性MaSCの存在については依然として異論があり、また、こうした細胞の特性はよく分かっていない。本論文では、プロテインC受容体(Procr)が乳腺でのWntの新規標的であり、マウス多能性MaSCの独特な細胞集団のマーカーになることを明らかにする。Procr陽性細胞は基底層に局在しており、上皮間葉転換の複数の特徴を示し、また、基底層に特異的なケラチンの発現量は低い。Procr発現細胞は、移植アッセイでは高い再生能を示し、細胞系譜追跡では乳腺上皮の全細胞系譜に分化する。これらの結果は、乳がんのイニシエーションに重要となる可能性のある新規の多能性MaSC集団の存在を明らかにしている。

