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免疫学:gp41–gp120の接触面に結合するヒト抗体が引き起こす広範囲にわたる強力なHIV-1中和
Nature 515, 7525 doi: 10.1038/nature13601
ヒトモノクローナル抗体の単離は、HIV-1広範囲中和の基盤をなす特異性についての重要な手掛かりを与える。今回我々は、非常に強力で広範囲にわたる作用を持つHIV特異的モノクローナル抗体について報告する。35O22と名付けられたこの抗体は、HIV-1エンベロープ糖タンパク質(Env)新規エピトープに結合する。35O22は、181種の疑似ウイルスの62%を半数阻害濃度(IC50) < 50 μg ml−1で中和した。中和したウイルスのIC50中央値は0.033 μg ml−1であり、これまで報告された中で最も強力だった。35O22は検討したEnv単量体型には結合しなかったが、三量体型BG505 SOSIP.664には結合した。変異体作製および三量体と複合体を形成したFabの電子顕微鏡ネガティブ染色による再構築によって、Fabがgp120とgp41にまたがって伸びている保存されたエピトープに結合することが明らかになった。35O22の特異性はHIV Env上の新規な脆弱部位を示しており、血清解析からはそれが自然感染によって広く誘導され得ることを示している。従って、この新しい脆弱部位への結合は、免疫療法、予防薬およびワクチン設計に対する現在のモノクローナル抗体を使う方法にとって重要な補完情報となるだろう。

