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がん:RNAのグアニン四重鎖はがんでeIF4A依存性がん遺伝子の翻訳を引き起こす
Nature 513, 7516 doi: 10.1038/nature13485
がんタンパク質発現の翻訳制御は多くのがんに関係している。本論文では、発がんの一因であり、またシルベストロールやそれと近縁の化合物の抗がん作用の基盤となっている、eIF4A RNAヘリカーゼ依存性の翻訳制御機構について報告する。一例を挙げると、eIF4Aはin vivoでのT細胞性急性リンパ芽球性白血病の発症を促進し、白血病の持続に必要である。そのため、シルベストロールによるeIF4Aの阻害は、in vitroおよびin vivoで、マウスとヒトの白血病細胞に対して強力な治療効果を示す。我々は、トランスクリプトーム規模のリボソームフットプリンティングを用いて、eIF4A依存性の転写産物の特徴を明らかにした。このような特徴には、RNAのグアニン四重鎖(G-quadruplex)構造を形成できる、12ヌクレオチドのグアニンカルテット(CGG)4モチーフなどの、5′非翻訳領域(UTR)の配列が含まれる。注目すべきことに、eIF4A依存性およびシルベストロール感受性の転写産物の大部分は、多数のがん遺伝子、スーパーエンハンサー関連転写因子、それにエピジェネティック調節因子である。従って、一部のがん遺伝子の5′UTRは、eIF4A RNAヘリカーゼが標的とできる必要条件を備えていることになる。

