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免疫:AhRによる細菌性色素の感知は抗菌防御を調節する

Nature 512, 7515 doi: 10.1038/nature13684

芳香族炭化水素受容体(AhR)は、高度に保存されているリガンド依存性の転写因子で、環境毒素や内因性リガンドを感知し、それによって解毒作用を持つ酵素を誘導したり、免疫細胞の分化や応答を調節したりする。我々は、AhRは環境汚染物質のみならず、微生物による侵入も感知するように進化しているのではないかと考えた。細菌の色素性毒性因子、すなわち緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)のフェナジンや結核菌(Mycobacterium tuberculosis)のナフトキノンフチオコールがAhRのリガンドとしての特性を持つことが分かった。このようなリガンドが結合すると、AhRが活性化され、それが毒性因子の分解や、サイトカインやケモカインの調節された産生につながる。AhRの宿主防御への関連は、AhRを欠損するマウスが緑膿菌と結核菌の両方に高い感受性を示すことによってはっきり示された。従って、AhRがさまざまな細菌性毒性因子を認識し、抗菌応答を制御していることが実証された。このことは、AhRがこれまで知られていなかった細胞内パターン認識受容体としての役割を担うことを裏付けており、また細菌の色素が新しいクラスの病原体関連分子パターンであることを明らかにしている。

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