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進化:歯の化石記録から明らかになっている進化的変遷の再現

Nature 512, 7512 doi: 10.1038/nature13613

絶滅種の進化的類縁関係は、主に形態的形質の分析によって確定される。形質の相互依存性は進化の解釈に大きな影響を与えることがあるが、実験では形態的形質が詳細に解明できない場合が多いため、形質の相互依存の発生的基盤はいまだにはっきりしない。本論文では、マウスでの発生の段階的変化がどのようにして歯の形質に異なる影響を与えるかを、実験および計算によって示す。歯のパターン形成遺伝子であるEdaにヌル変異を有する歯の外植片の培地に、エクトジスプラシンA(EDA)タンパク質を段階的に添加すると、中間的な表現型が生じることが分かった。発生に基づく形質の相互依存性が見つかり、これによって、哺乳類種間の歯の形態的パターンを予測する方法が明らかになった。さらに、Edaヌルの歯のソニックヘッジホッグシグナル伝達をin vivoで阻害したところ、齧歯類の遠い祖先の形質が再現された。総合すると、有益な情報を含む進化的変遷は実験で再現可能であり、それによって、進化研究で用いられる形質状態の変遷に関して、発生に基づく予想が得られる。

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