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遺伝:ゲノムを守る低分子RNAはエピジェネティックな接合型遺伝のためにイグザプテーションを遂げた

Nature 509, 7501 doi: 10.1038/nature13318

繊毛虫類のゾウリムシ(Paramecium)では、有性世代の度に生殖系列の小核から体細胞性の大核が生じ、その際に転移因子やそれらの単一コピーの残骸は削除される。こうした削除に関わっているのは、減数分裂に際して生殖系列ゲノムから生じる低分子RNAのscnRNAであり、これらのRNAはまず母系大核ゲノムをスキャンして、欠けている塩基配列を見つけ出すことで、その後の接合体の大核で同じ箇所の削除を再現できるように働いている。本研究では、この過程によって、エピジェネティクスの長年の未解決問題であったヨツヒメゾウリムシ(Paramecium tetraurelia)の接合型の母性遺伝を説明できることを示す。E接合型は膜貫通タンパク質mtAの発現に依存し、デフォルトのO接合型は、scnRNAに依存したmtAプロモーターの除去により発生中に決定される。同胞種であるParamecium septaureliaでは、O接合型は別の遺伝子mtBのコード配列の削除により決定される。この遺伝子はmtAの発現に特異的に必要とされる。これらの独立に進化した機構は、scnRNA経路が、細胞の遺伝子を調節したり、必須な表現型多型の継代的なエピジェネティック遺伝を介在したりするために何度もイグザプテーション(外適応)を遂げたことを示唆している。

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