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気候:近年の変動性から気候が逸脱する時機の予測
Nature 502, 7470 doi: 10.1038/nature12540
近年の気候変動による生態や社会の混乱は、過去の気候変動を超えて気候が変化する時間枠によって厳密に決まる。本論文では、特定の地域における予測される平均的な気候が、温室効果ガス排出の代替シナリオの下で、過去の気候変動の範囲を連続的に外れる状態に移る年に関する新しい指標を提示する。1860年~2005年を過去の期間として用いると、この指標は、排出量安定化シナリオの下では、地表付近の気温について全球平均で2069年(±標準偏差18年)となり、「これまでどおり」のシナリオの下では2047年(±標準偏差14年)となる。先例のない気候は熱帯域と低所得国で最も早く起こると考えられ、全球的な生物多様性の脆弱性と気候変動の影響に対応する政府能力の限界をはっきり示している。今回の知見は、生物多様性や社会に悪影響を及ぼす気候を防ぐのであれば、温室効果ガス排出量の削減が急務であることを明らかにしている。

