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物理:54Caの準位構造からの新しい原子核「魔法数」を示す証拠

Nature 502, 7470 doi: 10.1038/nature12522

原子核は有限の量子系であり、2つの異なる種類のフェルミオン、すなわち陽子と中性子からできている。原子中の軌道を回る電子の場合と同様に、原子核中の陽子と中性子は殻(シェル)構造を形成する。安定で天然に存在する原子核では、大きなエネルギーギャップが殻の間に存在し、陽子または中性子の数が2、8、20、28、50、82あるいは126に等しいとき、それらの殻は完全に満たされる。しかし、そのような安定性を失いつつ、陽子と中性子が大きく不均衡となった系になると、これらのいわゆる「魔法数」は進化していくことが知られている。標準的な閉殻のいくつかは消えることがあり、新しい閉殻が現れることが知られている。そのような挙動を特定し理解することを目指した研究は、原子核物理学の実験および理論の両分野で非常に重要である。本論文では、高速の放射性入射核が引き起こす陽子ノックアウト反応を用いて、中性子過剰核54Ca(20個の陽子と34個の中性子からなる束縛系)の分光学的研究の報告を行う。その成果として、54Caが持つ二重魔法数の性質が明らかになり、安定性から離れた同位体において中性子数34でかなりの大きさの準閉殻が出現することを示す直接的な実験証拠が得られた。

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