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発生:膜に存在するmyomakerは筋芽細胞融合と筋形成の活性化物質である
Nature 499, 7458 doi: 10.1038/nature12343
筋芽細胞の融合は、多核筋繊維の形成に必須である。しかし、哺乳類でこの融合過程を直接制御する筋特異的タンパク質が何であるのかは、まだ分かっていない。今回我々は、筋芽細胞の融合を制御する筋特異的な膜タンパク質を明らかにし、myomakerと命名した。myomakerは、融合中の筋芽細胞の細胞表面で発現し、その後、下方制御される。筋芽細胞におけるmyomakerの過剰発現は融合を著しく促進し、マウスでのmyomakerの遺伝学的な破壊は、多核筋繊維が作られなくなるために周産期死亡を引き起こす。とりわけ、繊維芽細胞でmyomakerを強制発現させると、筋芽細胞との融合が促進され、このタンパク質が融合過程に直接関与することが明らかとなる。アクチン細胞骨格の薬理学的擾乱はmyomakerの活性を失わせ、このことは筋芽細胞の融合にアクチン動態を関係付けたこれまでの研究と整合する。以上の知見は、長らく探し求められてきた、哺乳類の筋芽細胞融合を制御する筋形成融合タンパク質を明らかにしており、筋形成の分子基盤を解明するための新たな手がかりをもたらす。

