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発生生物学:直鎖状ユビキチン特異的な脱ユビキチン化酵素gumbyは血管形成を制御する

Nature 498, 7454 doi: 10.1038/nature12296

Wntシグナル伝達経路をはじめとするシグナル伝達の複雑な相互作用は、血管新生の際に既存の血管系からの新たな血管の出芽を制御している。本研究では、(尾索動物を含む)脊索動物に特異的なgumby(別名Fam105b)遺伝子での2つの変異が、gumbyマウス胚での血管新生表現型の原因となることを示す。gumbyはdisheveled 2(DVL2)と相互作用し、古典的Wnt応答性の内皮細胞で発現し、直鎖状ユビキチン結合を特異的に切断するOTU(ovarian tumour)ドメインクラスの脱ユビキチン化酵素をコードする。直鎖状ジユビキチンと複合体を形成したgumbyの結晶構造からは、血管新生表現型の重篤性と関連して、同定された変異が基質との結合や触媒機能にどのように阻害的な影響を及ぼすのか、その仕組みが明らかになる。gumbyは、直鎖状ユビキチン形成複合体の主要因子であるHOIP(別名RNF31)と相互作用し、直鎖状ユビキチン伸長化とNF-κB依存的な転写活性化を低下させる。本研究は、血管新生、頭蓋顔面と神経系の発生、またWntシグナル伝達調節における直鎖状(脱)ユビキチン化の生物学的重要性を示す裏付けとなる。

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