Letter

宇宙:超新星爆発の40日前に起こった大質量星のアウトバースト

Nature 494, 7435 doi: 10.1038/nature11877

数例の観測結果から、非常に大質量の星が超新星として爆発する直前にきわめて大きな質量放出を発生させることが示唆されており、これはいくつかのモデルからも示されている。これらの質量放出の発生と最終的な爆発の因果関係が確立されれば、超新星爆発前の大質量星の進化を研究する新しい方法が得られる可能性がある。本論文では、IIn型超新星爆発SN 2010mc(PTF 10telとしても知られる)の40日前に検出された質量放出事象の観測について報告する。我々の測光観測と分光観測のデータからは、この事象が高エネルギーのアウトバーストの結果であり、少なくとも 6×1047 ergのエネルギーを放射し、2,000 km s−1 の典型的な速度で太陽質量の約10−2倍の物質を放出していることが示唆される。質量放出アウトバーストと超新星爆発が時間的に近接していることから、それらの間の因果関係が示唆される。さらに、アウトバーストの光度と速度が、波動駆動型の脈動モデルの予測と一致し、代替案を支持しないことを見いだされた。

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