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宇宙:強力な活動銀河核による星形成の抑制

Nature 485, 7397 doi: 10.1038/nature11096

銀河のバルジを構成する年老いた赤色の星や、銀河の中心にある大質量ブラックホールは、宇宙史において銀河が著しく高い形成率で星を形成したり、ブラックホールへの降着の結果として活動銀河核(AGN)が明るく輝いていた時期の遺物である。ブラックホールの質量と星のバルジの質量との間の強い相関関係は、AGNがそのピーク光度に近づくにつれて周辺の星形成を抑制することに起因するのではないかと広く考えられているが、立証はされていない。X線は紛れもなくAGNからの放射に由来するが、強力な星形成銀河は通常、塵に隠され、赤外線波長とサブミリメートル波長で最も明るい。本論文では、サブミリ波とX線の観測から、宇宙の誕生から20億〜60億年という時期にAGNの親銀河では急速な星形成が広く起こっていたが、毎秒1044エルグのX線光度を上回るブラックホール周辺では、最も活発な星形成が観測されないことを示す。強力なAGNの親銀河で星形成が抑制されるという結果は、AGNがアウトフローを駆動し、それによって親銀河の星間物質を放出して、宇宙時間での短い期間で銀河の特性を変化させるというモデルの重要な予測となる。

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