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宇宙:宇宙線加速と関連するニュートリノはγ線バーストに存在しない

Nature 484, 7394 doi: 10.1038/nature11068

宇宙線を1018電子ボルト以上に加速するには、非常に高エネルギーの宇宙物理学的現象が必要である。GRB(γ線バースト)は、こうした宇宙線源候補として可能性が高い。GRBの「火の玉」モデルでは、宇宙線の加速には、高エネルギーの宇宙線陽子とγ線との相互作用で生成された荷電パイ中間子の崩壊で生成されるニュートリノを伴うと考えられている。そのようなニュートリノは、これまでの探索では全く発見されていないが、観測の感度は最大でも、予測されたフラックス値にほぼ等しい程度であることから、絞り込みは弱いと言える。本論文では、γ線バーストに伴う高エネルギーニュートリノのフラックスの上限値が、最高でも予測値の3.7分の1、あるいはそれ以下であることを報告する。このことは、1018電子ボルトを超えるエネルギーを持つ宇宙線の源がGRBだけではないこと、あるいはニュートリノの生成効率が予測よりもかなり低いことを示唆している。

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