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神経:皮質中枢によって異なる嗅覚情報の表現

Nature 472, 7342 doi: 10.1038/nature09868

感覚情報は脳に送られ、そこで刺激の特徴を適切な行動出力に翻訳するための処理がなされると考えられている。嗅覚系では、鼻全体に分布する神経活動が、嗅球上で区分された地図に変換される。今回、この嗅球の秩序だった神経表現が、より高次の嗅覚中枢ではどのように変換されるのかを、マウスで調べた。我々は、個々の嗅球糸球体からの情報を梨状皮質と扁桃体皮質に運ぶ神経回路を明らかにするための追跡戦略を開発した。嗅球での規則的配置は梨状皮質でなくなっており、個々の糸球体からの軸索は、明らかな空間的傾向はなく、梨状皮質に拡散して投射している。一方、扁桃体皮質では、各糸球体の軸索は空間的に定型的な投射をして、広いパッチをなしていた。扁桃体への投射は重なり合っており、複数の糸球体からの情報を空間的に限定して統合できるようになっていた。梨状皮質への分散的な投射パターンと扁桃体への定型的投射パターンがわかったことで、学習行動と生得行動を生み出すための解剖学的な状況が明らかになる。

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