Letter 地球:チベット南部下にある力学的な結合と強固なインド下部地殻を示す証拠 2011年4月7日 Nature 472, 7341 doi: 10.1038/nature09926 山岳地帯の表面変形が深部のテクトニック過程とどのように関係しているのかは、まだよくわかっていない。チベット高原の上部地殻とその下にアンダースラストしているインド地殻は、その間に粘性の低い流路があるために、十分に結合していないと一般的に考えられている。しかし本論文では、大部分が横ずれ断層であるチベット北部と正断層が支配的なチベット南部の間のテクトニック状況の違いからすると、チベット南部の上部地殻とその下にアンダースラストしているインド地殻の間に力学的な結合が必要となることを示す。このような結合はチベット南部直下の活発な「流路の流れ」の存在と相いれず、インド地殻がチベット高原の下にアンダースラストする際にその強度が維持されていることを示唆している。これらの結果は、大陸リソスフェアの力学的な特徴とチベットの変形に関する議論について新たな手がかりを与える。 Full Text PDF 目次へ戻る