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宇宙:水素、あるいはヘリウムを燃焼している赤色巨星の重力モードによる区別

Nature 471, 7340 doi: 10.1038/nature09935

赤色巨星は進化した星で、そのコアでの水素供給を使い果たし、代わりにコアを取り囲む殻にある水素を燃焼している。赤色巨星がさらに進化してしまうと、コアに存在するヘリウムも核融合を始める。赤色巨星に関する我々の理解で未解決の問題は、ヘリウム燃焼前の表面での質量損失の量と、自転などの過程による内部混合量が不確実なことである。コアのヘリウムを燃焼している赤色巨星と、まだ殻の水素を燃焼している赤色巨星とを区別できないため、研究は進んでいない。星震学は、星の自然な振動周期を用いて星の内部構造を探査する強力な手段となる。本論文では、進化段階の区別を可能にする、赤色巨星の重力モードの周期間隔の観測について報告する。ケプラー探査機から1年以上にわたって得られた高精度の測光データを用い、数百個の赤色巨星における振動を計測した。そして、双極子モードがほぼ一定の周期間隔を持つ系列を示す、多数の星が見いだされた。これらの星は2つにはっきり分かれたグループに分類され、水素の殻を燃焼している星(ほとんどが約50秒の周期間隔)とヘリウムをも燃焼している星(約100秒から300秒の周期間隔)を明確に区別することができた。

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