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進化:中国の白亜紀初期層から出土した真正双子葉植物

Nature 471, 7340 doi: 10.1038/nature09811

被子植物に関する現在の分子系統解析では、原始的被子植物と、5つの主要な被子植物系統(センリョウ科、モクレン類、単子葉植物、マツモ属、真正双子葉植物)が認められている。真正双子葉植物は、原始的真正双子葉類と中核真正双子葉類で構成されている。真正双子葉植物は、現存する被子植物の大部分を占めている。顕花植物は、その25万種を超える種の多様性と、陸上生態系の大半で優占的な植生として豊富に存在することから、進化的にきわめて興味深いものであるが、ごく初期の歴史はほとんどわかっていない。本論文では、白亜紀初期に真正双子葉植物が早くも出現していたことを明らかにする。真正双子葉植物の新属Leefructusの化石では、分類上の形態的特徴として、節に3〜4枚が集合する単純な深い三裂の葉、原始的でpalinactinodromousな一次脈系、羽状の二次脈系、および末端が5本の細長い偽合生心皮を持つ扁平な花床となっている腋性の長い生殖軸などが見られる。以上の形態的特徴は、これが原始的真正双子葉類の1科であるキンポウゲ科に近縁であることを示唆している。この化石は、Archaefructus sinensisおよびHyrcantha decussataと共に発見されたが、Archaefructus liaoningensisはさらに古い堆積層から発見された。この白亜紀前期の義県累層に関する複数の放射性元素による年代測定結果により、この化石が出土した層は1億2580万〜1億2260万年前のものと算定された。真正双子葉植物の最古の化石記録は1億2700万〜1億2500万年前のもので、花粉に基づいている。したがって新属Leefructusは、原始的真正双子葉類がバーレム期の末期からアプト期のごく初期にはすでに存在し、多様化していたことを物語っている。

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