Letter 地球:核–マントル境界で生成されたプリュームによって抽出されたダイヤモンド 2010年7月15日 Nature 466, 7304 doi: 10.1038/nature09216 ダイヤモンドは地球のマントルの深さ150キロメートル以深の高圧力下で形成され、主にキンバーライトとよばれる火山岩によって地表に運ばれる。数千ものキンバーライトの位置がさまざまなスケールで地図上に示されているが、これは非常に年代の古いクラトン(年代が25億年より古く厚さが300キロメートルより厚い大陸リソスフェアの安定な地域)にみられる、最も関心を集めたキンバーライトの分布である。それは、これらの地域から得られるキンバーライトが、採算の合うダイヤモンド源の主要な輸送体となっているからである。キンバーライト自体の起源は深さ150キロメートル以深であり、大陸下のマントル・リソスフェア深部の組成と、その下を流れるマントルとの境界およびその近傍における融解過程と交代過程について貴重な情報を与えてくれる。本論文では、プレート再構築とトモグラフィー画像を用いて、マントル最深部にある最大規模の不均質構造の端は少なくとも2億年、おそらく5億4,000万年の間安定で、顕生代のほとんどのキンバーライトの噴出を制御していると考えられることを示す。この結果から、キンバーライトとそれに含まれるダイヤモンドの将来の探査は、核–マントル境界のこのようなプリューム生成帯の上にかつて存在した年代の古いクラトンがある大陸に集中すべきだろうと考えられる。 Full Text PDF 目次へ戻る