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生理:冠動脈は発生中に起こる静脈細胞の再プログラム化によって形成される

Nature 464, 7288 doi: 10.1038/nature08873

冠動脈疾患は、世界の死亡原因の首位を占める。冠動脈の発生プログラムの同定は、この疾患の解明を助け、新規治療につながる可能性があるが、発生の起源を含め、過程の多くはいまだに解明されていない。今回我々は、マウスおよび心臓器官培養について組織解析およびクローン解析を行い、胚の心臓に血液を戻す静脈である静脈洞の血管新生芽から、冠血管が形成されることを示す。発芽する静脈の内皮細胞は、心筋表面へ移動して、侵入しながら脱分化する。侵入した細胞は、動脈と毛細血管に分化し、表面の細胞は静脈へ再分化する。この結果は、分化後の静脈細胞の一部が発生上の可塑性を保持していることを示しており、心臓の位置特異的なシグナルが、脱分化と冠動脈、毛細血管、および静脈への変換を引き起こすことを示している。この新規の再プログラム化過程を解明し、内在性シグナルを同定すれば、より自然に近い冠動脈バイパス移植片作製や心血管再生の方法を示すものとなるだろう。

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