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細胞:マウスのナトリウム味を感知する細胞と末梢での味覚表示

Nature 464, 7286 doi: 10.1038/nature08783

哺乳動物では、塩味は2つの異なる行動応答を引き起こすことができる。一般に、高濃度の食塩水は強い忌避行動を引き起こすが、低濃度NaClはおおむね誘引的であり、特にナトリウム欠乏後にはこの傾向が著しい。塩に誘引される場合の経路はナトリウムに選択的に応答し、アミロライドにより阻害されるが、忌避的経路はさまざまな種類の塩に対する非選択的な検出器として機能している。アミロライドは上皮ナトリウムチャネル(ENaC)の強力な阻害物質であるため、ENaCは塩味受容系の構成要素として機能すると考えられてきた。以前に我々は、5つの基本の味覚種のうちの甘味、酸味、苦味、うま味の4つは、単一の味覚種のみを感知するように調整されたそれぞれ別の味覚受容細胞(TRC)によって伝達され、定型化した行動応答を引き起こすことを示した。本論文では、ナトリウム感知も、専用のTRC集団によって行われることを示す。これらの味覚細胞は、上皮ナトリウムチャネルENaCを発現しており、NaClに誘引される行動を引き起こす。我々は、TRCのENaCαを遺伝学的操作により欠失させ、塩への誘引とナトリウム味応答が完全に欠損したマウスを作製した。まとめるとこれらの結果は、5つの基本的な味のすべてについて、単一の味にのみ応答する細胞基盤が存在することを実証し、ENaCがマウスでのナトリウム味感知に果たす必須の役割を確認している。

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