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ゲノミクス:メタゲノム配列決定で作製したヒト腸内微生物遺伝子カタログ

Nature 464, 7285 doi: 10.1038/nature08821

腸内微生物がヒトの健康に与える影響を理解するには、その遺伝的潜在能力を評価することが極めて重要である。今回我々は、ヨーロッパ人124名の便検体から得た576.7ギガ塩基の配列に由来する重複しない微生物遺伝子330万個に関して、イルミナ社ゲノムシーケンスシステムを使ってメタゲノムの配列決定、組み立て、および特性解析を行った。ヒトの全遺伝子の約150倍に相当するこの遺伝子セットは、このコホートの一般的な(より頻度の多い)微生物遺伝子の圧倒的多数を含んでおり、一般的なヒトの腸内微生物遺伝子の大部分はこれに含まれると考えられる。この遺伝子群は、コホートの各個人にほぼ共通であった。その99%以上が細菌由来であったことから、コホート全体では一般的な細菌が1,000〜1,150種存在しており、各個人には最低でもそのうちの160種が存在していて、それらもほぼ共通していることが示された。我々は、全個人およびほとんどの細菌にみられる機能の観点から、それぞれ最小限の腸内メタゲノムと最小限の腸内細菌ゲノムを定義し、記載する。

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