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進化:生態学的に異なる恐竜の姉妹群は鳥頸類の初期多様化を示している

Nature 464, 7285 doi: 10.1038/nature08718

鳥頸類(鳥類系主竜類)の初期進化の歴史は従来、不完全な化石(ラゲルペトン;Lagerpeton)、または非常に特殊化した種類(翼竜類およびシレサウルス; Silesaurus)の化石記録を証拠としてきた。近年、三畳紀のゴンドワナ大陸およびローラシア大陸に由来する種々のシレサウルス様分類群が報告されているが、それらの相互関係および恐竜との類縁関係については、依然として議論が続いている。本論文では、タンザニアの三畳紀中期の前期(アニシアン)層から出土した新たな鳥類系主竜類の化石を紹介する。系統発生解析により、この新属新種Asilisaurus kongweは、鳥類系の主竜類の一種とされ、シレサウルス類の仲間として位置付けられた。この解析では、シレサウルス類は恐竜の姉妹群と考えられている。シレサウルス類は、三畳紀後期には多様性をもって広く分布しており、新たな鳥頸類の体制として、葉状の歯、くちばし様の下顎、細長い四肢、および四足立位を有していた。今回の解析は、シレサウルス類、鳥盤類、および竜脚形類の歯の状態および食餌が、祖先形質の肉食型から独立して進化したことを示唆している。最古の鳥類系主竜類として、Asilisaurusには鳥頸類および恐竜系統の古い特徴が認められる。主竜類の最初の多様化は、これまでアニシアン期のワニ類系主竜類によるものが報告されていたが、今回、同時代に鳥類系の放散もあったことが明らかにされた。マンダ層群の主竜類群集がもつ無比の分類学的多様性は、主竜類の多様化が、三畳紀中期もしくはそれ以前から確実に始まっていたことを示している。

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