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細胞:オートファジーは脂質代謝を調節する

Nature 458, 7242 doi: 10.1038/nature07976

細胞内での脂質の貯蔵と利用は、細胞のエネルギー恒常性の維持に極めて重要である。栄養欠乏時には、トリグリセリドとして脂肪滴に貯蔵されていた細胞内脂質が加水分解されて脂肪酸となり、エネルギー源として利用される。飢餓に対するもう1つの細胞応答は、二重膜に囲まれた小胞(オートファゴソーム)に隔離した細胞内タンパク質や細胞小器官をリソソームへ輸送し、それを分解してエネルギー源として利用するオートファジー(自食作用)の誘導である。脂質分解とオートファジーには、調節と機能において類似点があるが、相互の関連については不明である。今回我々は、細胞内で脂質貯蔵を処理するオートファジー(マクロリポファジー)という新たな機能について報告する。栄養欠乏時には脂肪滴と自食作用にかかわる因子が会合し、培養肝細胞およびマウス肝臓でオートファジーを阻害すると、脂肪滴内のトリグリセリド貯蔵が増加した。本研究は、脂質代謝においてオートファジーが果たす極めて重要な機能を明らかにしたものであり、メタボリックシンドロームなどの脂質の過剰蓄積が生じるヒト疾患に対して、重要な意味をもつ可能性がある。

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