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材料:ITQ-37メソ多孔・キラル・ゼオライト

Nature 458, 7242 doi: 10.1038/nature07957

マイクロ多孔材料とメソ多孔材料の間を埋める細孔サイズの結晶性分子ふるいの合成は、基礎科学においても工業的にも関心がもたれている。特別大きな細孔とキラルな骨格をもつゼオライト材料が合成されれば、多くの新しい応用ができるだろう。この方向に向かう2つの重要なステップが、18×10×10の環状窓をもつ安定ゼオライトITQ-33の合成と、本質的にキラルなゼオライト構造をもち各結晶が片方のみの対掌性を示すSU-32の合成である。今回我々は、特大の30員環の窓をもつゲルマノケイ酸塩・ゼオライト(ITQ-37)について報告する。その構造は、チャージフリッピング(charge-flipping)アルゴリズムにおいて制限視野電子線回折法(SAED)と粉末X線回折法(PXRD)を組み合わせることによって決定された。骨格はSrSi2(srs)最小ネットに従い、2つの独特な空洞を形成している。それぞれの空洞がほかの3つの空洞と連結され、らせん状に配列されたチャネル系が形成されている。これらの空洞によって、骨格の鏡像srsネットが形作られている。ITQ-37は、単一のらせん状に配列されたチャネルをもつ初のキラル・ゼオライトである。このゼオライトの骨格密度(1,000 Å3当たり10.3 T原子)は、既存の4配位結晶性酸化物骨格の中で最低であり、対応するシリカ多形体の細孔容積は0.38 cm3 g−1になるだろう。

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